ーー早速ですが、チアフルを設立したきっかけを教えていただきたいです!
小塚社長:理由は大きく2つあります。
まず1つは、クライアント企業さんから、新卒就活媒体から応募に来た学生さんが採用に繋がらない・・・という話を聞き、採用ニーズに合った良い学生を紹介してほしいというニーズがあることを知ったことです。
企業さんが求めるいい学生というのがなかなかいないので、育成するしかないよね?となり、チアフルという育成プログラムが生まれましたね。
実際に企業さんが求めているのは、素直で、ストレス耐性がある人、即レス・ホウレンソウ・とりあえずやるといったスタンスが徹底されている人や、論理的思考力など基本的なスキルが身についている人です。これらは社会人基礎力と呼ばれており、これらの力を身につけるために、実際にビジネス経験を通して育成しています。
そして2つ目に、学生さんが内定をとるために考えていることが、実際に企業さんの求めているものと乖離があることに気が付いたことです。それこそ、業界研究や面接対策などの表面的な「就活力」に走って、一番重要視されているスタンス(マインド)や基本的な論理的思考力を鍛えることの優先順位が下がってしまっているんです。
入社するまで会社のことをよく知らずギャップを抱く社会人が多くいると感じたため、自分たちが企業に関する正しい情報を伝えて楽しく働けるキャリアを選んでほしいなと思っています。
ーー今の学生を見ていて感じることはありますか?
小塚社長:時代の変化もあり、挫折経験が少ない人が多いなと感じます。社会に出たら挫折の繰り返しなので、苦労した経験が多い方がいいと思います。
だからこそ、学生のうちからリアルなビジネスを経験できる環境づくりをしています。
あとは会社を設立した10数年前に比べて、学生団体や長期インターンなどガクチカが強い子が増えてきたので、ガクチカに対する考え方というのは変化していると思います。
ーーチアフルのメンバーとして活動するメリットは何だと思いますか?
小塚社長:2つあります。1つ目は企業の人事と一緒に仕事をすることができるので、社会人の常識を様々な大人から学ぶことができるという点だと思います。
2つ目は、部活のようなアツい仲間を作ることができる点ですね。同じ目標を掲げ、苦楽を共にする仲間を大学でも作ることができます。このような友達は一生モノになりますね。歴代の先輩たちも、卒業してからも定期的に集まっているみたいです。
ーーメンバーとして育成したい、また一緒にビジネスをやっていきたいと思う学生の特徴はありますか?
小塚社長:素直で明るく、元気な学生がいいですね。また先ほど言った通り、企業が採用したいと思っている評価の一つに基本的な論理的思考力がありますが、それはビジネスを通して鍛えられるので、そこよりもその人の性格や人となり(マインド/スタンス)を見ています。
ーーなるほど。実際にビジネスをやって素直に学んだことを吸収して、成長していけるポテンシャルがある子ということですよね?
小塚社長:ポテンシャルは誰にでもあると思っているのですが、ポテンシャルを開花させる継続的な努力をやらない人が多いと感じています。
「やらなくてもいい」っていう選択肢がある時代だからこそ、チアフルのビジネスを通して、行動することによって足腰が鍛えられている学生さんは企業から評価されやすいんだと思います。
ーー社長として、これからチアフルという会社をどのようにしていきたいですか?
小塚社長:社会で活躍する人材/会社のリーダーを一番輩出している会社でいたいですね。
チアフルで育った学生がどこにいっても活躍する人材になったら、「その会社だったらチアフルの同期がいますよ。」みたいな感じで、チアフル卒業生同士でビジネスに繋がりますよね。そういうことの連鎖でチアフルで育った学生の評価が上がり「チアフルと提携したい」というクライアント企業が増えて、ビジネスが成り立つようになると思っています。そういう会社にしていきたいです。
そういう会社になると楽しいですよね。みんなが社会で活躍して、お酒を飲みながらたくさん話を聞きたいと思っています。そのメンバーから学ぶこともあると思いますし(笑)
ーーよく「人に興味がない」というのをご自身で言っていると思いますが、そんなことないような気がします(笑)実際のところどうですか?
小塚さん:人に興味はありません(笑)
ーー人に興味がないのに、どうして私たちメンバーがどう活躍しているか、失敗したのかいうのに興味があるのでしょうか?
小塚さん:メンバーは自分が育てた大切なものなので、馬鹿にされたらそれは腹が立ちますね。
現状としては、自分の努力がチアフルのメンバーの評価に繋がって、そこからチアフルという会社の評価に繋がり、会社が大きくなってきた段階です。もちろんこれからも会社を大きくしていきたいという想いは変わりませんが、アラフィフになって段々と後世に何か残していきたいという気持ちも芽生え始めましたね。
就活のサポートを13年もやっていると成功している人の法則、逆に失敗している人の法則も分かってきていて、失敗しそうな人がなんとなく分かってきてしまいます。『愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ』という言葉があるように、できるだけ賢者でいてほしいからこそ、自分が学び/経験した歴史を教えます。
ーーこの仕事を通して一番の喜びは何ですか?
小塚さん:第一志望の会社に学生が内定したときですかね。あの時はあれほど出来なかった学生が、自分が育てたことで第一志望の会社に内定が出るって凄いことじゃないですか。
「あの会社はこのレベルまで育てないと受からないな。そのレベルにまで育てるにはどうやっていこうかな。」とか、「あの子、あの会社に行きたいって言ってたな。このままじゃ受からないな。どーすっかー・・・。」とか考えています。
ーー会社のビジネスとしてのビジョンとしては何ですか?
小塚さん:社会で活躍するリーダーをどんどん輩出して、世の中に貢献していくことです。
育成するのがリーダーシッププログラムの方で、育成して輩出していくのがビジネスだと思っています。チアフルに依頼をすれば、採用したい学生がたくさんいる状態を作りたいですね。
様々な優秀な学生さんと面談をしてきましたが、そもそもの頑張った経験のレベルの高さや挫折経験の有無が問題でチャンスをもらえない学生さんが多すぎると感じています。そういうハンデをチアフルでは克服することが出来る場であるので、もっと積極的に利用してほしいという想いがあります。
やっぱり人間はきついことをしないと成長できないから、負荷をかける期間、人間としての経験値を積む場として利用してほしいです。
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