株式会社ウエディングパークの人事様にインタビューしました~21世紀を代表するウエディング会社とは~

ウエディングパークは、「結婚を、もっと幸せにしよう。」という経営理念のもと、1999年の創業以来20年以上「デジタル×ウエディング」で事業を展開している会社です。2004年に、日本で初めてウエディングのクチコミサービス「Wedding Park」をスタートさせ、日本のウエディングシーンにイノベーションを起こしてきました。
2021年からはデザイン経営にも取り組み、結婚するおふたりやウエディング業界の方々など、結婚に関わる全ての人の多様な幸せを叶えようと取り組んでいます!
今回は最近就活生から大人気のウエディングパークの人事、若松様にインタビューさせていただきました。
事業内容についてから若手が活躍できる環境の秘訣まで様々なことを伺いましたので、
ぜひ最後までご覧ください!
ーー貴社の事業内容や特徴について簡単にご紹介いただけますか?
「結婚を、もっと幸せにしよう。」という理念を掲げ、「21世紀を代表するブライダル会社を創る」というビジョンのもと、創業以来デジタルとウエディングを掛け合わせた領域で事業を展開してきました。
1999年、日本初の結婚式場のクチコミ情報サイト「Wedding Park」を立ち上げたのを皮切りに、現在では6つの専門メディアを運営しており、直近ではデジタルマーケティング支援やDX支援といった領域にも事業を広げています。
また、約4年前から「デザイン経営」に注力しており、技術とデザインの力を活かして、ウエディング業界の変革を目指しています。この経営方針に則り、昨年11月には、結婚式費用の透明化を目的とした新サービス「mieruupark(ミエルーパーク)」をリリースしました。
ーー デジタル化やDXについても取り組まれているとのことですが、なぜ始められたのでしょうか?
ウエディング業界は、今なおアナログな部分が多く残っています。業務が過度にハードになりやすいという現状がありました。
一方で、社会全体では急速にデジタル化が進んでおり、ウエディング業界がその流れから取り残されているという課題を強く感じていました。
そのため、当社の技術力を活かしてこの業界を変えていきたいと考えました。デジタルの力を通じて、結婚式をより幸せな体験にし、業界全体をより良い方向へ導くことを目指したのが、DXへの取り組みを始めたきっかけです。
ーー企業の理念やミッションについて、もう少し詳しく教えていただけますか?
当社は、「21世紀を代表するブライダル会社を創る」という大きなビジョンを掲げています。マネージャーや役員に限らず、すべてのレイヤーの社員がビジョンと自らの業務とのつながりを意識しながら行動できるような企業文化を築いている、という点が特徴です。
例えば取り組みの一つとして、全社員がビジョンについて主体的に考える「キャンプファイヤーデー」という全社イベントを実施しております。ビジョンの実現に向けて会社の未来について熱く語り合う場を設け、ビジョンや未来を考える機会を積極的に提供しています。
ーー 御社の業界内でのポジションや強みについてお聞かせください。
当社の強みは、まず「デジタル × ウエディング」という領域において、約20年にわたり一貫して事業を展開してきた点です。特に、ウエディング業界にデジタル技術を積極的に取り入れ、業界の先頭に立って牽引してきた実績は、他社にはない大きな強みです。
さらに、当社のカルチャーも重要な強みの一つです。
会社としての価値観や考え方を社員全員が深く共有しており、採用時にもこのカルチャーとのマッチングを重視しています。価値観に共感した社員が集まることで、一体感のある組織を形成し、多様な事業を着実に展開できている点が当社の優位性につながっていると考えています。
ーー 御社は社名に「ウエディング」という言葉が入っている通り、ウエディング業界に興味を持っている方が多いのでしょうか?
必ずしもそうではありません。
確かに社名に「ウエディング」という言葉が入っているため、「ウエディング業界に強い関心がないといけないのでは」と感じる学生の方も多いかもしれませんが、実際にはweb企業ということもあり、広告やIT業界を志望していたメンバーが多く在籍しています。
ーー 続いて、ウエディング業界に特化して事業を展開しているという点で、将来的に長期的なキャリアを築けるのか不安に感じる学生もいるかと思います。その点について、御社の考えをお聞かせください。
当社は、業界には特化しているものの広告・IT分野の企業で、webメディアやデジタル広告、DXやCXサービスを提供しているため、キャリアの可能性がウエディング業界にとどまることはありません。
例えば、営業職や広告、IT分野を志望する学生にとっては、まだアナログな部分のある業界をデジタルの力で革新していくという挑戦的でやりがいのあるフィールドで成長できる環境です。また、当社では社員一人ひとりが長期的に活躍できるようなキャリアパスの整備にも力を入れており、実際に長期にわたってキャリアを築いている社員も多いです。
例えば、新規事業立案コンテスト「N1」や若手マネージャーの育成プログラム「NU30」をはじめ、当社では、働く皆さんにとって成長の機会を提供し、さまざまなキャリアが選択できるよう、企業として全力でサポートしています。「ウエディング企業だから…」というイメージを取り払うことで、より多くの学生にとって魅力的なキャリアの選択肢になればと考えています。
ーー 学生にとって、御社で働くことでどのようなスキルが身につくのでしょうか?
当社で実際に働くことで身につくスキルの一例としては、課題発見力、提案力、そしてコミュニケーション力が挙げられます。
例えば「アカウントプランナー」という職種では、お客様であるウエディング企業のありたい姿から逆算して課題を見つけ出し、それに対してマーケティングの視点から最適な提案を行っていくことが求められます。これらのスキルは、どの業界でも通用する、汎用性の高い能力だと考えています。
また、幅広い層の方々と関わる機会が多いのも特徴です。企業の広告担当者に加え、経営者層と直接対話・提案する場面もあります。そうした経験を通して、相手のニーズを的確に捉え、適切なコミュニケーションを図る力が磨かれていきます。
ーー 若手が活躍できる環境について伺いたいのですが、実際に御社では、どのような若手社員が活躍されていますか? その特徴を教えてください。
若手社員が活躍する上で大切な要素は、大きく2つあると考えています。
1つ目は「素直さ」です。特に若手のうちは、できないことや分からないことが多くある中で、周囲からのアドバイスを素直に受け止め、それをすぐに行動に移せるかどうかが、成長のスピードやその角度に大きく関わってきます。素直に受け入れてすぐにチャレンジできる人ほど、活躍の幅も広がっていく傾向にあります。
2つ目は、当社が大切にしている「デザイン思考(バックキャスティング)」を実践できる人です。これは、将来のビジョンやゴールを見据えたうえで、そこから逆算して「今、自分に何が求められているのか、何をすべきか」を考え、主体的に行動できるかどうかということです。「社会や業界のありたい姿を実現するために必要だからやる」という自発的な一歩を踏み出せる方は、非常に高いパフォーマンスを発揮しています。
ーー そういった「素直さ」や「デザイン思考」を持つ社員の方々は、学生時代にどのような経験をされていたのでしょうか?いわゆる“ガクチカ”との関連性があれば教えてください。
正直なところ、「これをやっていれば必ず当社にマッチする」というようなガクチカの共通点はあまりありません。ただ、小さな一歩でも「自分で考え、自分で行動に移した」という経験があるかどうかは重要です。そうしたエピソードがある方は、入社後も同じように自発的に行動できる方なのではないかと感じます。
ーー 具体的に若手社員が活躍している事例があれば教えていただけますか?
たとえば、当社に2021年に新卒入社した松尾という社員がいます。彼女はチアフルOGでもあり、現在は入社4年目、この春で5年目を迎えてます。
入社当初はディレクターとして、当社が運営するクチコミサイト「Wedding Park」を担当し、2年目に、同サイト内で新しいコンテンツ「ムビレポ」を立ち上げるプロジェクトのリーダーに抜擢され、中心的な役割を果たしました。
その際の主体的な姿勢が評価され、昨年には新サービス「mieruupark(ミエルーパーク)」の立ち上げに関わり、責任者に就任。さらに、現在では「Wedding Park」や「Wedding Park海外」など複数メディアを管轄する部門の部門長として活躍しています。
このように、年次に関係なく若手が大きなチャレンジを任され、成果を出せる環境が整っている点は、当社の大きな特徴の一つです。
ーー 若手が活躍できる背景として、御社のどのような文化や仕組みが影響しているとお考えですか?
当社の社風として特に大切にしているのは、「自ら手を挙げて挑戦する」「宣言して実行する」といった自主性やチャレンジ精神です。実際に手を挙げてくれた社員に対しては、「信じて任せる」という姿勢が根づいており、若手でも責任ある業務を任される機会が多く、活躍の場が自然と広がっていきます。
とはいえ、任せきりでは若手が初めての挑戦で手一杯になってしまうこともあります。そこで当社では「挑戦と安心はセットである」という考え方を大切にしています。挑戦する人を応援する一方で、困ったときには周囲に相談できる環境づくりにも注力しています。
具体的には、社内全体でコミュニケーションを取りやすくするための仕組みや制度を整えており、そうした風土や制度が若手社員の挑戦と成長をしっかりと支えています。
ーー 採用の観点で伺います。今後、どのような新卒の方に入社していただきたいとお考えですか?
これまでお話ししてきた「主体性を持った行動」の“原動力”がどこにあるかという点も、採用においては非常に重視しています。
たとえば、「自分を成長させたい」という思いももちろん素晴らしいのですが、当社では「結婚を、もっと幸せにしよう。」という経営理念を掲げています。したがって、「社会や人のために頑張りたい」「理念やビジョンの実現に貢献したい」といったように、行動の原動力やベクトルが社会や組織に向いている方に、より共感していただけると感じていますし、そういった方にぜひ入社していただきたいと考えています。
ーー 採用活動において、特に重視しているポイントは何でしょうか?
大きく2つのポイントを重視しています。
1つ目は、当社が求める人物像に合っているかどうかです。具体的には、主体性を持って行動できるか、そして当社の理念やビジョンに共感していただけるかどうかを見ています。ここは採用活動の中でも一貫してブレずに重視している点です。
2つ目は、面接の場で「自分の言葉で語れているかどうか」という点です。現在はAIやテンプレートを活用すれば、整った文章や回答を作ることは難しくありません。しかし、私たちが見ているのは、その場で自分自身の意思や思いをしっかりと言葉に乗せて伝えられるかどうか。形式的ではなく、本音で語ってくれるかどうかを重視しています。
ーー チアフルのような就活サービスを学生が利用することのおすすめポイントがあれば教えてください。
私自身の就職活動を振り返ってみると、相談できる相手が少なく、常に不安や焦りを抱えながら動いていたことをよく覚えています。そんな中で、寄り添いながら伴走してくれる信頼できるサービスや仲間がそばにいるというのは、非常に心強いと思います。
チアフルさんの場合は、同世代の学生が多く在籍しているので、何でも気軽に相談しやすく、頼りやすいという点が魅力だと感じています。
もう一つのおすすめポイントは、学生一人ひとりの特徴や希望に合った企業を紹介してくれる点です。自分の人となりや志向性に基づいて、時にはまだ広く知られていないような企業も提案してくれるため、視野が広がると同時に、自分に合った選択肢に出会える可能性が高まるのではないかと思います。
ーー 若いうちから活躍したいと考えている学生に向けて、一言メッセージをお願いします。
「若手のうちから活躍したい」という声はよく耳にしますが、その“活躍”とは何を意味するのかを、一度自分自身に問いかけてみてほしいと思います。
たとえば、チームを引っ張るリーダーとして活躍したいのか、あるいは自分に任された領域で圧倒的な成果を出すことを目指したいのか。それぞれのスタイルに正解・不正解はありませんが、「自分にとっての活躍とは何か」を定義することが、キャリアの軸をつくるうえでの大きな第一歩になります。
もし迷ったときには、「自分はどうありたいのか」「どうなりたいのか」と、自分自身にとことん問いかけてみてください。そのプロセスを大切にして動いていけば、きっと“自分らしい活躍”のかたちが見えてくるはずです。
そんな風に自分のありたい姿を考えた時、もしウエディングパークの環境や考え方が合いそう、と思ったらぜひ採用イベントや面談などでお話ししましょう!